受賞者ニュース
呉さん若手優秀研究報告賞(日本建築学会)
2022年3月2日
日本建築学会の2021年度(第92回)関東支部研究発表会は3月1、2日、オンラインで開催され、材料施工部門で呉阿龍さん(建築学専攻修士1年、石原沙織研究室=写真)が「コンクリート下地の補修方法がウレタン系塗膜防水の耐疲労性に及ぼす影響」を発表し、3月15日付で若手優秀研究報告賞を受賞した。
呉さんは中国南岸・広州市からの留学生で、石原研で建物を長寿命化する仕上げ材料を研究中。
マンションの屋上などは防水層を張り“押えコンクリート”を打設。その上にウレタンゴム系塗膜防水層を塗って保護する。この際、コンクリート下地に発生したひび割れの補修のやり方が、塗膜防水層の耐疲労性を損なうことがあるので、補修方法の影響を研究した。
当時、学部4年生で仲間だった戸邉郁哉さん、大屋佑友さんと3人で研究したもので、呉さんは「心よりお礼を申し上げます。石原先生には多くのご指導をいただきました。受賞を励みに今後も努力していきます」と感想を寄せた。