受賞者ニュース
村上さんが「奨励賞 修士論文賞」を受賞
2025年4月10日
建築学専攻修士課程2年の村上晴香さん(石原沙織研究室・受賞当時)が、3月19日、一般社団法人日本建築仕上学会より「奨励賞 修士論文賞」を受賞しました。研究テーマは「接着・密着工法の屋上防水層における接着力の面的な把握と耐風性評価に向けた接着力試験の治具寸法の検討」。
本研究は、気象が激甚化する昨今において、接着・密着工法の屋上防水層の風に対する被害を軽減すべく、その耐風性の評価試験方法の検討を行ったものです。これまでは特に検討されることなく、従来から行われてきた慣例的な方法で試験を行ってきましたが、本研究は複数種の工法の接着力を連続した面的に明らかにし、その接着特性に応じた評価試験方法の提案を行いました。接着強度のばらつきを考慮した新たな評価手法の提案が、より信頼性の高い防水層性能評価へつながる点が高く評価されました。村上さんは「修士生活のまとめである本論文において同賞をいただくことができ、大変嬉しく思います。石原先生のご指導と研究室の仲間たちのサポートにより実現できたものであり、皆さまに心より感謝します」と話しています。(news CITより)

