受賞者ニュース
安生、藤沼、香取さん 〜建築3人チーム「銀賞」
2016年10月2日
「銀茶会の茶席」コンペ
日本建学会が学生に創作茶席を募集した「銀茶会の茶席」で、本学の安生仁さん(建築都市環境学専攻修士2年=多田修二研究室)、藤沼悠生さん(同1年=同)、香取佑弥さん(建築都市環境学科4年=同)ら3人チームの作品が銀賞を受賞した。10月2日、建築会館(東京都港区芝)イベント広場で開かれた2次審査で選ばれ、表彰された。
茶室は柱と梁が支える日本建築の粋。3人は柱の圧縮強さを、張力構造の構成に変えた新空間を提案した。
ぎりぎりに薄い(厚さ1ミリ)透明な塩ビ板を弧状に曲げ、5枚組み合わせて1ユニットに。これをずらし重ねてケーブルでつなぎ、張力による4面の壁を生み出した。1次審査では説明パネルに加え10分の1模型、2次審査では実物大模型を作り、審査員の建築家・茶人たちを前にプレゼンテーション。構造と新しい空間が評価されたが、わずかに金賞に及ばなかった。
安生さんは「著名な建築・構造家や茶人から高く評価され、貴重な意見を頂くことができて、よい経験になりました。先生方や、模型作りに協力してくれた後輩たち、研究室仲間のおかげだと思います」と感謝した。