受賞者ニュース
水沢さん最優秀賞
〜Cリーグ ゼロメートル地帯で「歴史を伝える小学校」提案
2018年5月19日
千葉県内大学の建築系3年生が小学校の設計を競い合う2018年第10回千葉県5大学合同講評会(通称Cリーグ=5月19日、本学津田沼校舎2号館で開催)で、本学の水沢綸志さん(建築都市環境学科4年、石原健也研究室=写真)が最優秀賞を獲得した。
作品は、海抜ゼロメートル地帯の小学校のあり方を提案したもの。
地盤沈下と都市開発が進んで歴史的建造物が消え、土地への愛情が希薄になっていく。土地の歴史や文化を伝える小学校とは――。
古地図を大量に調べ、かつての参道を現在の敷地に導き、環境解析から建築の形を作り、都市開発で出た土を構造に使うことで小学校にモニュメント性を持たせたことが評価された。
さまざまなスケールを行き来しながらのスタディーや古地図のトレースに苦労したという。
水沢さんは「昨年、他コンペで負けた作品だったのでリベンジを果たせ、うれしく思います。ブラッシュアップしたかいがありました。指導の先生方や後輩に感謝したいです」と語った。
Cリーグは本学、千葉大、東京電機大、東京理科大、日本大の5大学が参加。学生が優秀作を4作ずつ持ち寄り会場でプレゼンテーションし、ゲストの一流建築家たちが作品を前に講評し合う。当時、本学建築都市環境学科教授だった古市徹雄氏の主導で始まった。
(CITニュースより転載)