建築史


建築史

建築を含む工学領域は「つくる」ための知識・技術を学びますが、つくられた後のことを考えるのが建築史という分野です。設計、デザイン、材料、構造、環境、設備、生活文化などあらゆる分野とも繋がる「建築の総合的教養」という側面を持っています。より専門的には、歴史的建造物を文化財として過去から受け継ぎ、未来に保存・活用していくために必要な理念、歴史情報、保存手法などの調査・研究を行います。

建築学科では日本建築史と西洋建築史という2つの建築史に関する授業があります。国宝・世界遺産に代表される文化財を通じて、建築の歩みをたどり、現代の建築の礎を築いてきた伝統・文化を学ぶことを通じて、幅広い知識と視野を持つ建築技術者となるための教養を育みます。

分野に関わる仕事

歴史的建造物保存活用の修理に関わる設計・施工/公務員(文化財保護担当)/建築史研究者