今村 創平教授
建築史、建築理論、建築設計
建築家。早稲田大学卒。AAスクール、長谷川逸子・建築計画工房を経て独立。
ブリティッシュ・コロンビア大学大学院、東京大学大学院など、国内外の大学で教鞭を執る。建築作品として《神宮前の住宅》、《大井町の集合住宅》、《オーストラリア大使館 バイク・シェッド》など。『現代都市理論講義』、『日本インテリアデザイン史』(共著)『20世紀建築の発明』(訳書)など執筆多数。
近現代建築と建築家のデザインと理論
近代と現代の建築及び建築家のデザインと理論について研究しています。特に、建築家による表現(ドローイング、模型、写真、グラフィック)や建築のメディア(本や雑誌)、建築の展覧会などを検証し、研究生はそれらから学んだことを、実際に自らの設計に生かすことが期待されています。2015年度は、森美術館で開催された「フォスター・アンド・パートナーズ」展の製作協力を行い、研究室で作成した模型が同展で展示されました。
現代都市研究
今村研究室では、国内及び海外の現代都市の研究を行っています。国内では、東京を中心とした繁華街などに注目し、これまでに新橋、秋葉原の調査を行ってきました。それらは卒業設計と論文、修士設計などに生かされています。海外の都市については、毎年ゼミ旅行でアジアの都市に出かけ、都市の歴史から、歴史的建築物、現代建築そして今日の都市について継続的に調べています。これまでのソウル、台北に出かけ、今年は香港の予定です。
グローバル・アクティヴィティ
今村研究室では、国際的な研究活動を推進しています。研究生が、海外で建築や都市について学ぶ機会を増やすよう、海外研修旅行、国際ワークショップなどを主導しています。また月に一回ゲストをお呼びして、海外の建築事情について話をうかがったり、留学した学生の体験記を話してもらったりしています。 建築や都市を、社会的、文化的な存在として広く理解し、将来幅広く活躍できる視野と能力を獲得することを目標としています。