細淵勇人研究室


細淵 勇人教授

建築気象・建築熱環境

修士課程在籍時より、建築・都市環境設計のための熱環境シミュレーションに用いる気象データ、気象要素のモデル化に関する研究を行ってきました。近年では、省エネニーズの高い東南アジアにおいて、国内外研究機関の協力のもと、独自に気象観測を行っています。この観測データを用いて現地の設計用気象データの整備を目指しています。


東南アジアでの気象観測

経済発展著しく、都市化の進む東南アジア都市部では大型建築物の建設が増加しています。建築設計時の環境・設備シミュレーションの入力として、現実をより反映した気象データが求められていますが、我が国の拡張アメダス気象データのような設計用データは十分には整備されていないのが現状です。そこで、東南アジアでの環境設計、設備設計に資する設計用気象データの整備を目的とし、国内外研究機関の協力のもと、独自に気象観測を行っています。

機械学習を用いた気象モデルの開発

機械学習を用いて、全天日射量を直達日射量と拡散日射量に分離する直散分離手法の開発を検討しています。現在のところ、機械学習はブラックボックスモデルであり、従来の直散分離手法の様に「式」として開発・公開することはできませんが、機械学習を用いることで、既往の直散分離「式」より精度の高い推定が可能か検討する意義はあると考えています。

環境測定機器の製作

Raspberry Piによりサーボモーターを制御し、小型日射計と組み合わせ、天空放射輝度分布(天空における日射の強さの分布)測定器を製作しました。
Raspberry Pi等の小型コンピュータや3Dプリンタが一般化してきたことで、特殊な測定器の自作が可能となってきていると考えています。もちろん専門メーカーの製品の精度や耐久性などには及ばないところありますが、価格、可搬性(重量)、複数地点での同時測定のための台数確保などに利点があると考えています。